ナイフとフォークで作るブログ

小説とアニメ、ときどき将棋とスポーツと何か。


2015-07-21から1日間の記事一覧

東野圭吾『眠りの森』感想  〜浮つく加賀恭一郎〜

『眠りの森』を読み始めたとき、加賀恭一郎が浮ついていると感じました。あからさまにバレエダンサー浅岡未緒にうつつを抜かしていたからです。しかし最後まで読んで納得しました。本作は当然推理小説ですが、同時に男女の出会いの物語だったのです。 一度だ…