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ナイフとフォークで作るブログ

小説とアニメ、ときどき将棋とスポーツと何か。


将棋

「第86期棋聖戦 五番勝負第1局 羽生善治棋聖 vs 豊島将之七段」感想

まさかの矢倉戦でした。豊島七段が先手番をとった時点で、矢倉戦を予想した人はほぼ皆無でしょう。多くの人は角換わりを予想し、それより数は少ないながら横歩取りや、相掛かりを候補に上げた人も居たはずです。しかし、矢倉戦は全く予想の外にありました。 …

羽生名人防衛 〜 第73期名人戦七番勝負 〜

行方尚史八段を挑戦者に迎えた「第73期名人戦七番勝負」において、羽生善治名人が防衛を果たしました。羽生名人の4勝、行方八段1勝の結果でした。 七番勝負全体の流れを総括すると、以下の記事の末文にある(記事は削除されています)「行方は「長考派」…

将棋名人戦第4局 羽生善治名人-行方尚史八段 感想 〜見計られていた勝負手〜

相変わらずニコ生は弾かれるので、朝日新聞のサイトで視聴していました。今日は突然に、率直な質問のアンケートが出されることが何度かあったので、それに答えられなくて残念でした。まあ、見られないよりはましなのですが。名人戦七番勝負第四局 さて名人戦…

将棋名人戦第3局 羽生善治名人-行方尚史八段 感想

対局は朝日新聞社のサイトでニコニコ生放送のミラーリング映像が流れているのを見ていました。こちらは退出されることも無いのでありがたいのですが、コメントできないもどかしさもあります。 今回の名人戦もそうですが、この頃はタイムシフトされないタイト…

明日は将棋名人戦第二局

明日、明後日と将棋名人戦の第二局が指されます。第一局は60手で行方尚史八段が投了するという、名人戦史上最短手数の勝負でした。失礼を承知で言うと、見る側としては物足りなさを覚えました。とにかく第一局以上の熱戦を希望します! 戦型としては、相矢…

「将棋電王戦FINAL 第5局 阿久津主税八段 vs AWAKE」の感想

阿久津主税八段 vs AWAKE 2015年4月11日に行われた「将棋電王戦FINAL 第5局 阿久津主税八段 vs AWAKE」への感想は、大きく二つあります。 一つは阿久津主税八段が、AWAKEの2八角打を誘導する所謂「山口システム」を採用したことへの残念な気持ち。…

「将棋電王戦FINAL 第2局 永瀬拓矢六段 vs Selene」の感想

電王戦FINAL第2局は、永瀬拓矢六段が2七角不成と王手をかけた局面でSeleneがその角不成を認識できず、Seleneの王手放置による反則負けとなりました。 大まかな状況はこの記事を読むと分かると思います。将棋電王戦FINAL第2局で衝撃の結末 Seleneが永瀬六段の…

「将棋電王戦FINAL 第1局 斎藤慎太郎五段 vs Apery」の感想

今回の電王戦FINALはプロ棋士側が非常に厳しい戦いを迫られると思っていた。しかし、本日の第1局で見事プロ棋士側の斉藤慎太郎五段が勝利した。しかも完勝といえる内容。熱戦への期待が、いやが上にも高まる。 ところで、対局をニコニコ生放送で観戦したの…

March comes in like a lion.

いよいよ明けて3月1日は、将棋名人戦・順位戦 A級の最終日、残された全五局が一斉に行われます。人の言うところの「将棋界の一番長い日」です。 羽海野チカの漫画『3月のライオン』のタイトルは「March comes in like a lion, and goes out like a lamb.…

羽生善治『大局観 ── 自分と戦って負けない心』を読んだ感想。

「大局観」の朧気な形 タイトルは『大局観』とあるが、それについては最初に概括的に述べられていて、あとは時々言及される程度だ。つまり一冊通して「大局観」を語った本ではない。むしろエッセイ的な書き口で、テーマは各章各項ごとに変化する。 それらの…

豊川孝弘七段のこと。  〜 『マツコ&有吉の怒り新党』を見てから 〜

4月16日放送の『マツコ&有吉の怒り新党』で、豊川孝弘七段が紹介されていた。 正直、豊川七段の良さが、よくて半分くらいしか出ていないなと思った。将棋ファン向けの放送ではないので、マニアックというか将棋用語に関するダジャレは採用しづらいという…

将棋界の一番長い一日

今日は、朝からA級順位戦の最終局をニコ生で見ていた。人間が作った将棋という勝負事のルールに則って、人間が全霊を注ぐ姿は、どうしたって美しい。思うことは色々あるけれど、谷川九段の指し姿は凛々しい。まだまだA級と言う舞台で見たい。会長職での忙し…

読書録:桐野夏生『グロテスク』を読んで。

枕 『グロテスク』を読み終わったので、今日はそれについてブログに書こうと思っていた。ところが、ニコ生で将棋の「王座戦」第二局、羽生善治王座対中村太地六段が流れていて、それに見入ってしまった。そのために、二つあった書きたいことのうち一つしか書…

読書録:団鬼六『真剣師小池重明』を読んで。

私的解説 小池重明の人生は、将棋界の正史に対する外伝だ。 凄腕の真剣師であり、ときにプロ棋士を凌ぎながらプロ棋士にはなれず、度重なる素行の悪さからアマチュア将棋界での居場所も失う。将棋の強さとは裏腹に、ついに小池重明が将棋世界の本流に乗るこ…

電王戦のこと。

佐藤慎一四段がponanzaに敗れました。 対局後のインタビューの佐藤四段の表情が印象的でした。 悔しさとか無念さとか、そんな言葉では表せない複雑な気持ちがぐるぐると渦巻いていました。 開始前、対局室に現れたときの羽織姿に、強い決意を感じました。 負…