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私的、宮部みゆき体験 宮部みゆきの作品を読んだのは、この『火車』が二作品目で、はじめに読んだのは『ブレイブ・ストーリー』でした。つまり宮部作品の経験は少ないです。 正直なところ、宮部みゆきという作家に対する認識の持ち様すら、まだ定まっていま…
雑感 『阪急電車』、期待してたより面白いなあと思いました。この作品が映画化されていることを知っていましたが、「映画化=単純な物語」という完璧な予断を持っていて、期待しなかったのです。たまたま近くにあったから、暇つぶしに良さそうだからと読み始…
挫折者としての長宗我部元親 『夏草の賦』は司馬遼太郎の作品群の中では、やや知名度の低い作品ではあるが、一読すればファンになる人も多いように思う。 長宗我部元親は実力も野心も申し分なく持っていたが、地理的不利を克服することができなかった。英雄…
百伍圓読書録というのは、ブックオフの105円コーナーで手に入りそうな本に限定して雑感を書くシリーズです。今度で2回目です。ちなみに1回目は綿矢りさ『インストール』でした。105円コーナーは手を出しやすいので、食わず嫌いしていた作家なんかに…
百伍圓読書録のこと ブックオフの105円コーナーって楽しいですよね。 品揃えが豊富ですし、五十音順に整理されていて探すにも便利です。流石にリアルタイムのベストセラーや流行作家の新刊なんかは手に入りません。でも、そこには沢山の名作が置かれています…