『けいおん!』第13話、見直しました!
13話「冬の日!」短かな感想
以下ネタバレ有ります。
13、14話は1期『けいおん!』の番外編です。
13話で一番印象的だったのは、律の表情です。いつも明るい律の、もの思いにふけった顔が好きです。
あと彼女が前髪を下ろしている姿は、ちょっと唯に似ている気もしますけど、本当美少女ですよね!
この回はアンチクライマックスというか、大きな事件が起きるわけではありません。唯を狂言回しにして他のメンバーを掘り下げて描いています。その点から、2期『けいおん!!』の前夜的作品だとも言えます。
ただ、ここでの唯の役割は『けいおん!!』では、梓に交代します。そう考えると、シリーズ全体を通してみても、特異な視点で作られた回ではないでしょうか。
見直して気がついたこと
- 冒頭のシーン、澪はパソコンで歌詞を書いています。パソコンはMacっぽいです。
- 同じく冒頭のシーン、律のカバンに「おやじむし」のキーホルダーが付いています。
- 同じく冒頭のシーン、梓が猫にちょっかいを出すのは、猫を預かる伏線です。
- 唯、手袋はめてギータを弾くも上手くいかず、手袋に「失望した!」と言います。
- その手袋の名前は「ぶーくろちゃん」です。
- 部活の帰り道、途中で紬は(多分)アルバイトに行きます。
- その紬が分かれるときに梓が「もしかしたら彼氏とか」と言います。その言葉に律は顔を赤くします。これは彼女が澪の渡した歌詞を、ラブレターと勘違いしていることの伏線です。
- 同じく帰り道、梓が駅前に買いに行くおもちゃは、猫用のおもちゃです。これも伏線です。
- 同じく帰り道、澪が律に言う「こないだのってさあ」は、律がラブレターと勘違いしている歌詞です。
- (また手紙来てないかなあと)郵便受けを覗く律は前髪を下ろしています。上にも書きましたが、少し唯に似てます。
- 梓が預かる猫は、純の家の猫です。
- 紬はアルバイトのとき、三つ編みにしています。
- 歌詞を書きに海に行く澪、電車ではミルク紅茶を、海岸ではココアを飲んでいます。甘党のようです。
- その澪、電車で「ふわふわ時間」を聞いています。
- 梓の家、レコードが沢山あります。あと、レスポールと思われるギターもあります。
- 歌詞とラブレターの勘違いに気づいて暴れる律に、唯は「まあまありっちゃん、とりあえずハンバーガー食べようよ、ねっ」と言います。相変わらず呑気です。
13話目、以上です。
唯以外の四人が、何となく落ち着かない様子で始まり、その理由が分からず、見ていて少し不安になります。その疑問を少しづつ明らかにする脚本は、丁寧だと思います。
週毎の締め切りがない番外編だからこそ、可能だったのかなと思います。
そういう点で、割りと実験的な回だったのではないでしょうか。
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