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『けいおん!!』第22話「受験!」見直しました!

第22話「受験!」感想を少し


※以下、ネタバレあります。


今回は、唯、律、澪、紬4人の受験と、梓、憂、純3人のバレンタインデー活動の話です。
この4人と3人を対比してみると、いかに3年生4人のキャラクターが立っているかが分かります。まあ、主人公は3年生なので当然なんですけど、つくづくバランス良い配役だと思います。


OP明け、部室で受験勉強しているときの会話は(Whoの話とか、六角君七号の話とか)、4人での会話劇の典型だと思います(ここで梓は会話に入っていないし、さわこ先生は不在)。いや、むしろ完成形だとも言えます。


ちなみにパターンは、唯が発端のボケ→律が乗る→紬冷静(ある意味ボケ)→澪無視→→→唯&律さらにボケ→紬感嘆(ある意味ボケ)→澪ツッコミ、みたいな流れです。

気が付いたこと、気になったこと

  • 一番最初の場面で、憂たちのクラスメートがストーブにあたってます。季節感を上手く演出してます。
  • その次のシーンで、梓はホッカイロで手を温めてます。教室のうすら寒さがよく表現されてます。
  • 純は『お菓子の本』という本を読んでいます。直球なタイトルです。
  • 唯たちが部室で勉強している場面で、律が「Whoと言ったら、キース・ムーンのいたバンドだろ」と言ってます。キース・ムーンは2期3話「ドラマー!」に続き、二度目の登場です。
  • しかし、バレンタインデーの差し迫った時期(2月頭or1月末)に、関係代名詞のWhoが分からないのは流石にマズいような気がします。まあ合格したので、よいのですが。
  • 校門で梓と純が唯たちを待っている場面、みんな同じピーコートを着ています。やっぱりあのピーコートは学校指定なのでしょう。(1期14話「ライブハウス!」で軽音部が着用している場面がありました。)
  • 平沢家にお菓子作りに行った梓、純に憂が「一つだけモコモコのやつがあるんだけど、どっちがいい?」とスリッパをすすめています。当然、純がゲットします。この純の遠慮ない感じはもはや伝統芸です。
  • 唯やみんなのためにお百度参りする憂はやさしいです。梓もですね。
  • 梓たちが唯たちの教室を訪ねたときに、いちごさんが「あ、軽音部」と反応してます。見逃せないシーンです。

最後に少し


今回はバレンタインデー側のストーリーで、純が沢山活躍するので嬉しいです。
特に、梓に付き合って唯たちを待つ場面では、よいボケっぷりで話を盛り上げます。梓が「ちょっとビターで、でもとっても甘い私のスイートハートです!」と言ってる妄想は秀逸です。


でもそれだけじゃなく、二の足を踏む梓に「行かないの?」と声を掛けたり、3年生の卒業に落ち込む梓を「よしよし」と慰めたりする、純の心の細やかさも描かれていたところが、非常によかったです。

TVアニメ「けいおん!!」イメージソング 鈴木純

TVアニメ「けいおん!!」イメージソング 鈴木純