『けいおん!!』第24話「卒業式!」見直しました!
第24話「卒業式!」感想を少し
※以下、ネタバレあります。
今回は、2期テレビ放送分の最終回です。
卒業する3年生4人は、思いのほかケロッとしていて悲しみに沈むことはありません。むしろ、悲しみを感じているのは梓でした。
だからこそ梓に感情移入しながら見た人も、多かったのではないでしょうか。
下級生(おそらく2年生)が卒業生の胸に花をつける場面。梓が眺める唯、律、澪、紬の姿が美しかったのは、彼女の想いの深さ故だと思います。
とても印象的なシーンでした。
気が付いたこと、気になったこと
- 卒業式の日に遅刻してきた唯たちを見て、純が「さっすが軽音部だね、ギリギリで生きてる感じ」と言ってます。純らしい素直のセリフです。
- その後に、梓が廊下の柱におでこをぶつけてしまいます。そのおかげで、何度か彼女のおでこが露わになります。梓の前髪、短くても可愛いんじゃないですかね。イメージとしては『中二病でも恋がしたい』の凸守です。
- 卒業式の答辞は和が行います。さすが生徒会長です。
- 唯の誕生日は、11月27日です。卒業証書に書いてありました。
- 憂が教室で梓に「家族でお姉ちゃんの卒業、お祝いするから」と言ってます。いつも居ない両親もお祝いしてくれるのでしょう。よかったです。
- 唯たちと写真を撮る、「学園祭とか、すごく面白かった!」と言ってるクラスメートは、ほぼ『たまこまーけっと』のしおりです。
- 部室で、梓が3年生にプレゼントした手紙を、唯が読もうとするときに「何が書いてあるのかしらぁ」と言ってます。いつもより、少し女性らしい言葉遣いのように思います。
- その手紙を4人が読んでいるときの、梓の表情はとっても可愛らしいです。
- 「卒業しないでよ」と言って、泣く梓も可愛いです。
- 唯が梓にあげた写真(律がおでこだけ写っている写真)は、1期1話で4人が最初に撮った写真です。
- その後に唯が「花びら5枚。私たちみたいだね、あずにゃん」と言って、梓にあげた桜の押し花は、2期1話で唯が集めていた桜の花だと思います。
- 3年生4人が、梓のために作った「天使にふれたよ」を演奏します。
- その演奏を聞いた梓が「あんまり上手くないですね!」と言います。このセリフは1期1話で、律、澪、紬が演奏する「翼をください」を聞いた後に、唯が言ったセリフと全く同じです。
- 最後に軽音部5人で「ふわふわ時間」を演奏します。オーディエンスはさわこ先生と和です。
- おしまい
最後の少し
最後の部室での場面では、上にも書いたように色々なことがループして再出現します。
4人の写真、唯の桜、そして「あんまり上手くないですね!」という言葉。
特に唯と梓の共通のセリフは、1期の開始時点では想定されていなかったはずです。だからこそ時間の隔たりを越えて、とても綺麗な脚本を書いてくれたなあと、『けいおん!』シリーズのファンとして嬉しくなります。
ところで、第3期はあるのでしょうか?
原作には唯たちの大学生編と、憂たちの高校3年生編があるそうなので(『けいおん!』ファンと言いながら、未読です)、是非制作して欲しいです!きっと素敵な作品になるはずだから。