ナイフとフォークで作るブログ

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March comes in like a lion.

 いよいよ明けて3月1日は、将棋名人戦順位戦 A級の最終日、残された全五局が一斉に行われます。人の言うところの「将棋界の一番長い日」です。


 羽海野チカの漫画『3月のライオン』のタイトルは「March comes in like a lion, and goes out like a lamb.」(※1)という英語のことわざが元になっているはずですが、「3月」の語には毎年3月上旬に行われる「将棋界の一番長い日」に対する想いが込められていたと記憶しています(※2)。
 また余談ですが、将棋の七大タイトルの一つ「竜王」が『3月のライオン』では「獅子王」となっています。これは当然、ライオンに掛けたのだと思われます。

※1 このことわざには、3月の始めは荒天の日が多いけれど、終わりに近づくにつれ穏やかな天気になっていく(ので我慢しなさい)という意味があります。
※2 どこかで、羽海野チカが『3月のライオン』を描くきっかけの一端を、この日についてのTVドキュメンタリー番組を見たときに得た、というような内容の記事を読んだはずなのですが見当たりません。見つけ次第追記します。


 さて、現実の順位戦では羽生善治名人への挑戦者が決まるわけですが、果たしてどの棋士が権利を勝ち取るでしょうか。私などが熱戦を望むまでもなく、熱戦激戦が待っています。とても楽しみな一日が始まります。


※追記(2015/3/1):将棋名人戦順位戦関連情報が得られるサイトのリンクです。最後の朝日新聞の記事は内容が充実していますが登録をしていないと読めません、あしからず。

名人戦・順位戦:日本将棋連盟
第73期名人戦・順位戦 七番勝負/A級
名人戦 (将棋) - Wikipedia
名人戦:A級順位戦 挑戦、残留ともし烈な争いに - 毎日新聞
名人挑戦、4人の争いに 来月1日、将棋A級順位戦最終9回戦:朝日新聞デジタル