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ナイフとフォークで作るブログ

小説とアニメ、ときどき将棋とスポーツと何か。


『劇場版 境界の彼方 -I'LL BE HERE- 過去編』感想 〜栗山未来の美しさと「嬉しいな」という言葉〜

 今週末に『劇場版 境界の彼方 -I'LL BE HERE- 未来編』が公開される。とても楽しみだ。
 半月ほど前に『過去編』を見た。『過去編』は以前放送されたTVシリーズの再編集版なのだけれど、予想したよりずっと面白かった。作品の焦点を神原秋人と栗山未来の関係性に絞ったことで、物語を再確認する以上に、今回の映画化で伝えようとしている主題がくっきりと示されていたからだ。


 『過去編』を見て、最も印象に残ったのは栗山未来の美しさと、彼女の「嬉しいな」という言葉だ。
 神原秋人から分離された「境界の彼方」の中で、(自らが生み出した)人形にしか過ぎないと分かっていながらも秋人を守るため戦う栗山未来の姿は、とても美しかった。
 その「境界の彼方」で孤独に戦い続ける栗山未来が、秋人に「ありがとう」と言われたいという想いを幾重にも積み重ねた先に、本当に「ありがとう」と言ってもらえた幸せを考えると、胸が締め付けられる。
 その幸せは「嬉しいな」という言葉以外では表現しようもない。


 短いけれど『過去編』の感想は、否応なく栗山未来への想いに収斂されてしまう。彼女の真っ直ぐさに触れられる『過去編』はとても面白い映画だった。
 『未来編』が楽しみである。