ナイフとフォークで作るブログ

小説とアニメ、ときどき将棋とスポーツと何か。


2013-08-01から1ヶ月間の記事一覧

読書録:米澤穂信『リカーシブル』を読んで。

感想 ※以下、ネタバレあります。 米澤穂信が好きで、発表された作品の少なくとも半分以上は読んでいるはずです。 その中で『リカーシブル』は、あまり出来が良いと感じませんでした。もちろん米澤穂信が書く訳ですので、ある程度の質は保証されています。あ…

読書録:団鬼六『真剣師小池重明』を読んで。

私的解説 小池重明の人生は、将棋界の正史に対する外伝だ。 凄腕の真剣師であり、ときにプロ棋士を凌ぎながらプロ棋士にはなれず、度重なる素行の悪さからアマチュア将棋界での居場所も失う。将棋の強さとは裏腹に、ついに小池重明が将棋世界の本流に乗るこ…