ナイフとフォークで作るブログ

小説とアニメ、ときどき将棋とスポーツと何か。


2015-04-01から1ヶ月間の記事一覧

『劇場版 境界の彼方 -I'LL BE HERE- 過去編』感想 〜栗山未来の美しさと「嬉しいな」という言葉〜

今週末に『劇場版 境界の彼方 -I'LL BE HERE- 未来編』が公開される。とても楽しみだ。 半月ほど前に『過去編』を見た。『過去編』は以前放送されたTVシリーズの再編集版なのだけれど、予想したよりずっと面白かった。作品の焦点を神原秋人と栗山未来の関係…

明日は将棋名人戦第二局

明日、明後日と将棋名人戦の第二局が指されます。第一局は60手で行方尚史八段が投了するという、名人戦史上最短手数の勝負でした。失礼を承知で言うと、見る側としては物足りなさを覚えました。とにかく第一局以上の熱戦を希望します! 戦型としては、相矢…

TVアニメ『響け!ユーフォニアム』2話までの感想

『響け!ユーフォニアム』のヒロイン黄前久美子の魅力がどこにあるか問われると、いまのところ返答に窮します。これといった個性を発揮していないし、どちらかと云うと周囲に流されやすい性格にも見えるからです。 ただ一つ個人的に面白いと感じる点は、彼女…

映画『アメリカン・スナイパー』感想

アメリカという国は、マッチョなヒーローが本当に好きな国なのだなあと、改めて思った。主人公クリス・カイルはその典型だったのだろう。彼はもともとカウボーイをしていて、そこからSEALsに志願したという物語になっていたが、カウボーイはやはりアメリカの…

森絵都『永遠の出口』を読んだ感想

『永遠の出口』は岸本紀子という一人の少女の小学三年〜高校三年までの十年間を、九つの章に分けて書いた物語だ。第一章が小三〜四の二年に跨ぐのを除くと、一章ごとに一つづつ学年を重ねていく。 つまりは成長小説である。それぞれの学年でのエピソードを読…

「将棋電王戦FINAL 第5局 阿久津主税八段 vs AWAKE」の感想

阿久津主税八段 vs AWAKE 2015年4月11日に行われた「将棋電王戦FINAL 第5局 阿久津主税八段 vs AWAKE」への感想は、大きく二つあります。 一つは阿久津主税八段が、AWAKEの2八角打を誘導する所謂「山口システム」を採用したことへの残念な気持ち。…

2015年春アニメは何を見るか(3)

すでに4月10日となりましたが、前回と前々回のエントリーの続きです。今年の春アニメで、個人的に興味のある作品を上げます。既に放送開始した作品もあります。その点はあしからず。『響け!ユーフォニアム』www.youtube.com 既に第1話は放送されていま…

2015年春アニメは何を見るか(2)

もう4月の第一週が終わろうとしていますが、前回のエントリーの続編です。『血界戦線』www.youtube.com 原作漫画を読みたいと思いつつ読んでいなかった作品なので、こうしてアニメ化されて助かりました。勝手に抱いているイメージは「アクの強い戦闘もの」…