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ナイフとフォークで作るブログ

小説とアニメ、ときどき将棋とスポーツと何か。


『境界の彼方』第一話「カーマイン」 感想など

※以下、ネタバレあります。注意して下さい。



はじめに


 10月から始まった『境界の彼方』、まだ一話だけですが、面白かったです。
 絵柄は、京アニらしいなと思います。基本的に京アニの女の子キャラは好きなのですが、今回のヒロイン「栗山未来」さんは、その中でも『氷菓』の「伊原摩耶花」さんと一、二を争う逸材です。ちなみに次点を選ぶとしたなら、『たまこまーけっと』の「牧野かんな」さんです、はい。

栗山未来


 『境界の彼方』のヒロイン、栗山未来さん。なんというか可愛いです。メガネっ子にして、ドジっ子です。
 まず、やや灰色がかったピンクのボブっていう髪型がよいです。体が小さく、少しばかり幼さの残る彼女によく似合ってます。赤縁メガネも自分なりに精一杯のお洒落しましたという風情で、好感が持てます。あと、髪の毛と同じ色のカウチンセーター。カーディガンに比べると重たい感じがしますが、それが却って、長めのボブの重さと上手く釣り合って絶妙です。そして、黒ストッキング。唯以来の黒ストヒロイン!だからどうしたって話ですが、これもまた栗山さんの雰囲気に合うなあと思いました。
 とまあ、栗山さんのビジュアルについて熱く語ってしまいました。しかし、何はともあれ、今後の彼女の活躍と成長(するよね?)、恋模様(あるかな?)が楽しみです。

 公式サイトの栗山さん紹介ページです→ http://anime-kyokai.com/character/mirai/

気が付いたこと、気になったこと


 ここからは、第一話「カーマイン」を見て気が付いたり、気になったりしたことを幾つかのトピックスにまとめていきます。

「カーマイン」

 「カーマイン」は色の名前です。深紅色とか洋紅色とか訳されるようです。これはおそらく、栗山さん、特に彼女の武器である血の剣(能力)に関係しているのでしょう。次回のタイトルが「群青」なので、各話タイトルは色名しばりなのでしょうか。色とキャラに、何らかの関係性を持たせているように思いますが、その辺はおいおい確認できるはずです。

舞台

 作品の舞台は「長月市」というようです。高校の看板に「長月市立高等学校」と書いてあったはずです。高校の名前があまりにも単純なので、学校が主な舞台になるというよりは、地域全体を舞台にするのかなと思っています。
 ちなみに、制服の女子の襟のリボンは、一年生が紺で、二年生は臙脂のようです。三年生は不明。男子のネクタイも同じ色分けでしょうか。要確認。

メガネ好き

 主人公の神原秋人くんは、メガネ好きという設定のようです。それにしても、メガネ好きの前にメガネ少女が現れるなんて、出来すぎです。さすが主人公です。彼は、「とにかく、あなたのようにメガネの似合う人が死んではいけない!」(屋上にて)だとか「要するに、メガネが大好きです!」(屋上にて)だとか「どんなメガネでも似合う女の子に好かれるなんてぇ」(部室にて)と、積極的にメガネ好きをアピールしています。
 しかも、自宅の部屋には「メガネカタログ」なるムック(?)が置いてあるという入れ込みよう。
 ところで、いま上げた科白に「どんなメガネでも似合う女の子」とあります。女の子は当然、栗山さんを指しています。しかし、栗山さんに対して神原くんが、すでにそういった認識を持っていることに、やや驚きました。
 もしかするとこの認識は、OP前に呟かれていた「このメガネを掛けてくれないか」という、謎の言葉と関係しているのかもしれましん。その内、何かが明らかになるでしょう。

「不愉快です」

 この科白が、栗山さんの決まり文句というか、口癖というか、言葉に詰まったときの逃げ道であることは、第一話を見ただけで明白です。虚勢を張っているというか、ツンというか、とにかく良いですね。自分も、言われたいですね。
 一応、出てきた回数と場所だけ書き留めておきます。
 1回目:屋上/2回目:廊下の掃除用具ロッカー前/3回目:ファミレス「アイゼリヤ」/4回目:桜の咲く公園のベンチ。
 ちなみに「アイゼリヤ」は、メキシコ風味のファミリーレストランです。

OP

 オープニングでは、あまり気が付くことはなかったのですが、電車に乗る栗山さん持っている写真は注目ポイントだと思います。
 三人の少女が写っていますが、顔までは見えません。一見孤独そうな栗山さんが持っている、何らかの人間関係を示しているでしょう。
 あと、電車に乗るということは、移動するということであり、栗山さんがどこからかやって来たことを表しています。話の中にも、神原くんが「どうして来たんだ」(←不正確な記憶です。あしからず)と尋ねる科白があったはずです。

花・植物

 第一話を見ていると、その他のアニメ作品に比べ植物、とくに花が効果的に使われていると感じました。一つは、学校の廊下にあるバラの鉢。散った花弁まで描かれているのが印象的でした。あと、満開の桜が咲く公園も綺麗でした。ただ、この方面は知識がないので、ちょっと理解が及びません。残念です。それでもとりあえず、花・植物には着目していこうと思います。

名瀬美月

 2ちゃんなどの反応を見る限り、栗山さんより、名瀬さんのほうが評判いいですね。分かりやすく美人で、大人の雰囲気。惹かれちゃう人の気持は、痛いほど分かります。彼女の印象的な科白は「頑張らないと、卒業式の日に、私から告白されるという夢が叶わないわよ」です。言われたいですね。言われたいですね。

 その名瀬さんは、神原くんに、栗山さんと関わるなといったことを忠告しています。この辺りは分かり易く謎で、近いうちにその忠告の理由も明かされるでしょう。

 また、名瀬さんは神原くんも所属する、文芸部の部長です。上に出てきた「部室」は「文芸部室」のことです。第一話の中で、神原くんが栗山さんに襲撃された日、名瀬さんは部活を休んでいます。これは気になる行動です。

栗山未来

 部室で神原くんが「にしても(栗山さんの)あのしつこさは何だ?あるとすれば恋!?」とのたまっています。つまり、栗山さんは何度も神原くんを襲撃しているということです。
 第一話では、その襲撃風景の内の一つが具体的に描かれていて、その場面で神原くんが「どうして僕にこだわる?」と、疑問をぶつけています。それに対し栗山さんは言葉に詰まって俯いているので、やはり恋なのでしょうか。いや、恋なのでしょう。それ以外の理由って考えづらいですよね。
 同じ襲撃場面で、いったん校外に逃げた神原くんが、再び教室内に戻るという不思議なことが起こっています。なんであのまま家に帰らなかったのでしょうか?ご都合主義でしょうか?わたし、気になります!

 それと、栗山さんの能力は血から生まれる剣が主ですが、襲撃の際に人払いの結界を張っていたので、BLEACHの鬼道のような技も使えるようです。

妖夢

 妖夢という存在はよく分かりません。神原くんは半妖と言っているので妖夢と人間とのハーフでしょうか。
 妖夢が学校に登場したときに騒ぎになっていなかったので、一般人からは見えないようです。また、生徒を襲っているようにも見えなかったので、積極的に人間に危害を加える存在では無いのかもしれません。
 ただ、神原くんは妖夢について「人に取り付いて、命を奪う」と説明しているので、何らかの悪さをすることは間違いありません。

異界士

 異界士は、妖夢を倒す存在のようです。栗山さんも異界士です。そして二ノ宮雫(通称にのさん)という異界士も登場しました。にのさんは妖夢を一匹倒していました。倒され、緑の液体に溶けた妖夢のあとに、鉱石のようなものが残っていました。あれはドラゴンクエストのゴールドのようなものでしょうか。

 あと、妖夢に破壊された物品を片付ける、「掃除屋」と呼ばれる人達も居るようです。

異界士としての栗山未来

 栗山さんは剣を持つと、手が震えてしまいます。その理由はまだ詳しく語られていません。彼女自身は「怖いんです、命をうばうのが」と言っていました。妖夢を倒した経験はあるよなので、単なる恐怖とは違う何らかのトラウマを抱えているのでしょう。それにしても、妖夢も人間のように「命」を持つ存在なのでしょうか。
 彼女は、神原くんとこんな会話もしています。「わたしの中を流れる、この呪われた血は普通じゃない。この力は…」「それは僕も同じだよ」。つまり、そういうことなのでしょう。異界士と半妖、立場は違えど似た境遇の二人の物語が『境界の彼方』である、ということです。

 栗山さんは右手小指に指輪をしています。まさか普通のピンキーリングということもないでしょう。これも謎の一つです。

普段の栗山未来

 桜咲く公園で、栗山さんは「ブログもTwitterも、絶賛炎上中ですからね」と言ってます。ブログやなんやで、積極的に人と関わろうとするというのは、ちょっと彼女のイメージと違う気がしますが、そういう人なのでしょう。それにしても、どんなことで炎上したかは気になる部分です。

 栗山さんは、ごまかしたりする時にメガネを拭く癖があります。

 ファミレス「アイゼリヤ」を出た後、駅で、栗山さんは一度、神原くんと同じホームまで降りてきて、再び階段を上がり行ってしまいます。なんだか、気を持たせるような行動に見えました。

 あと、そこから家に帰った神原くんが、寝そべりながら栗山さんのことを回想していますが、その回想のなかで、栗山さんは「そんなの分かってます」と言っています。けれどこの科白は、それ以前には登場していなかったと思います。つまり、回想されている場面自体が、そこで初めて描写された場面だという、やや複雑な時間軸になっているようです。

さいごに


 一応トピックスに分けて書きましたが、取り留めはないです。しかし、まだまだ分からないことだらけなので、それが自然かなと思います。今後、謎が明らかになるにつれて、ここで書いたことに意味が出てくると信じています!


 そうそう、アニメなのに動きについては何も述べていません。ですのでここで、気に入った「動き」を一つ上げます。それは屋上での最初の襲撃場面で、栗山さんに胸を刺された神原くんが崩れ落ちるときに、それと一緒にしゃがみこむ栗山さんの「動き」です。それは、とても愛らしいです。刺された剣が動けば、神原くんの痛みが増すはずです。でも彼女は、そうならないように気を遣っているようでした。
 一見、残酷な場面なのに、なんだかほのぼのとした気持ちになりました。だから、愛らしいと感じたのです。


 さて、長々と書いてきましたが、今回はここまでです。『境界の彼方』、今後の展開に超絶期待しています!

境界の彼方

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