齋藤学の移籍について感じたこと 〜 愚痴編 〜
齋藤学が移籍するというニュースを知り「マジかよ」という言葉がまず出た。
あとに続いたのは悲しみや怒りといったネガティブな感情も多かったけれど、それと同時に、ニュースのインパクトが強すぎて、どういった態度を取るべきか持て余すような状態だった。つまり動揺していた。その動揺は今も完全には治まっていない。
いくらか頭が冷静さを取り戻した頃、自分が齋藤学の国内移籍の可能性を全く本当に毫も考えていなかったことに気がつき可笑しくなった。自虐ぶるわけではないけれど、ちょっとした哀れさを感じた。
2017年シーズンの齋藤学はなかなか点を取れずにいた。しかも、ようやく初ゴールを決めた第26節直後の第27節で大怪我を負ってしまう。
けれど、長く点を取れない間も彼はマリノスのキャプテンであり、エースだった。怪我をしたあとも変わらず頼もしいキャプテンだった。元日天皇杯決勝戦、初めはスタンドで観戦していた彼が延長時にはベンチまで降りてきて仲間を鼓舞している姿が忘れられない。
昨2016年シーズンが終わり、マリノスのチーム体制が発表されてからも齋藤学の契約はなかなか発表されなかった。しかし彼が海外移籍を模索していることはサポーターには周知のことだったので、そのことを悪く言う人もいなかった。結果的にマリノスとの単年契約で2017年シーズンを迎えたわけだが、それも今シーズン後の海外移籍を見越してのことと多くの人は考えていたと思う。
ただ怪我のために海外移籍に黄色信号が灯ったところで、来シーズンもマリノスでプレイする可能性が高まったのではないかと認識するようになった。だが違った。まったく思いもしない世界線が用意されていたのだ。
現時点で、この事実をありのままに受け入れることはやっぱりちょっと難しい。「学、なんでだよ」って愚痴の一つもこぼしたくる。
そして愚痴を言っておきながらだけれど、結局はどうしようもなく、齋藤学の素晴らしいサッカー人生を願わずにはいられない。
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