ナイフとフォークで作るブログ

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「女性手帳」と保育制度

「女性手帳」が話題になってます。

「政府、10代から「女性手帳」導入 骨太の方針で調整 何歳で妊娠? 人生設計考えて - MSN産経ニュース 」

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130505/plc13050511030006-n1.htm

政府が、女性を対象に10代から身体のメカニズムや将来設計について啓発する「女性手帳」(仮称)の導入を検討していることが4日、わかった。医学的に30代前半までの妊娠・出産が望ましいことなどを周知し「晩婚・晩産」に歯止めをかける狙いだ。6月に発表する「骨太の方針」に盛り込む方向で調整している


つまり、少子化対策の一貫ということらしいです。でも、あまり評判は良くないみたいです。
twitter界隈の例として、togetterまとめを参考に上げときます。

「女性手帳 のナンセンスぶりについて 」

http://togetter.com/li/498080

金田淳子(アシリアセパレート・ジャージ)
@kaneda_junko
「女性手帳」について思うのは、別にいまの少子化は「女性に(生殖・育児に関する)知識が足りない」から起きているわけじゃないだろってこと。むしろ育児にどれぐらいコストがかかるのか知識があるからこそ産みたい人も産めないんだろうよ。手帳つくるカネがあったら育児支援にまわせやと。

こういった意見に同意します。
やはり、お金の使い道がずれてるなあと感じます。

個人的には、少子化対策の鍵は保育制度にあると思っています。

保育制度を柔軟に運用することで、出産後の不安を軽減できないでしょうか。そうすれば間接的ですが、出産に対する意欲、希望が強まると思います。

例えば、

  • 保育施設利用の際のバウチャー制の導入。
  • 第二子以降への保育費補助拡充。
  • 定員5人以下のミニマム保育所、言い換えると個人経営的な保育所の認可制度。
  • 専門職としてのベビーシッターに対する権威付け。これは、保育免許保持者が研修を受けることで、認定ベビーシッター資格を得られるといったイメージです。
  • 保育施設を自前で持つ企業への優遇措置。

などを考えてみました。


専門家ではないので、鼻で笑われても仕方ないかもしれませんが、自分ならばこうあって欲しいなあという希望を書きました。